卒業式の袴コーデについて

卒業式にレンタルなどで借りるお着物は、小振袖(2尺袖)が多く使われていますが、なかなか小振袖をお持ちの方は少ないのではないでしょうか?
実は、袴に合わせるお着物は、特に決まりがないということが調べてみてわかりました。
私も振袖や訪問着だと思っていたのですが、留袖以外なら何でもOKみたいです。

上記写真は、店舗のディスプレイを卒業式の袴スタイルにしてみた写真です。
着物は、私の娘が十三参りの時に着た着物で、袖丈1尺5寸5分です。
当時袴を持っていなかったので、レンタルするか悩んだのですが、ネットショップなど検索していたら、ポリエステル製の袴ではありますがお安い値段で購入しました。

最近はレンタルする方が多くいらっしゃいますが、ご自宅の和ダンスに眠っている御母様のお召しになっていた色無地や小紋柄の着物、訪問着などに合わせるのも可愛いですよ。
帯も袴帯を使うのですが、半幅帯(浴衣に使う帯です)で代用する方も多いようです。

色々と調べていくと面白い発見もありました。
宝塚音楽学校の卒業式をテレビなどで見たことありませんか?
よく考えると黒紋付に袴、これは五つ紋の女性の第一礼装で、いわゆる喪服と呼ばれるお着物です。
喪服のイメージのほうが強いですが、これも大丈夫です。なかなかこのスタイルで一般の学校の式にはお見かけしないですが・・・・!

足元は草履が一般的だとは思いますが、ハイカラなイメージのブーツなどをコーディネートされても可愛いですね。

昔から学生の服装として着られていましたが、昨今は一般的な卒業式に袴といったイメージは、南野陽子さん主演の映画「はいからさんが通る」からなんです。
私も絶対に「袴で卒業式」に憧れましたが、残念ながら制服の学校だったので着る機会なく後悔が残りました。
卒業式に着物がOKならぜひ楽しんでもらいたいです。

今年はコロナ自粛で卒業式が中止の学校もあるかもしれませんが、華やかな晴れ着はきっと、ご本人をはじめ周りの方やすべての方の華になります・・・・いい思い出になるといいですね。

分からないことや、コーディネートでお悩みの方、どんな着物でもいいといわれてもよく分からないなど、どんなことでもお気軽にご相談くださいね。

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