着物や襦袢の柄について

先日、組紐柄の襦袢をお客様からお預かりし、その襦袢の柄の話になり、着物や襦袢の柄について調べてみたところ着物や襦袢の柄には様々な意味があったので何点か御紹介します。

まずは、組紐柄から紹介いたします。
組紐柄は器物文様と一緒に装飾的に使われることが多く柄のメインは鈴、鞠(まり)、楽器、貝桶、花車などが王道な柄で組紐柄は結ぶ、縁結びの意味がある吉祥柄紋様でもあるそうです。

 

組紐柄

 

次に菊の花模様、仏花のイメージを持つ方が多いと思いますが菊の花は不老長寿の意味もあり縁起のいい花で菊の花が咲き誇る着物は上品で高貴でとても落ち着いた雰囲気を作ってくれます。

 

菊柄

次に松竹梅の柄、冬の間でもずっと枯れることなく非常に強い生命力を持つ松、すくすくと伸びるたくましい竹、冬が終わるといち早く花を咲かせる梅。
松竹梅は古来から生命、長寿を連想させる、非常におめでたい植物として有名で派手すぎず落ち着いていて、おめでたい柄をご希望の方にオススメの柄です。

 

松竹梅

 

最後に宝尽くし、豪華な名前ですがその名の通りいろいろな宝物を並べた縁起のよい柄です。 もともとは中国の文様で、中国の吉祥思想のひとつ八宝(はっぽう)や雑八宝(ざつはっぽう)に由来します。 それが室町時代に日本に伝わり、日本風にアレンジされて宝尽くし文様となり、大変縁起のいい柄になります。

着物の柄には、まだまだたくさんの種類がありますが、今回は代表的なものを4つ紹介させていただきました。

 

 

宝尽くし

 

 

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