古い黄変シミ

今回ご紹介するのは着物の柄の中に発生した黄変シミの漂白しみぬきです。
しみは食べ物や飲み物が付着したままにしておくと黄変シミが発生します。
柄の中(白い柄)の黄変シミを漂白して着用に目立たないようしみ抜きしています。

着物はクリーニングも洋服などに比べて費用が多くかかるせいか、皆様意外と着用後にお手入れされずに保管される傾向にあります。
その結果は着用時の衿や袖口の汚れが残っている事はよくありますが、意外と気が付かない食べ汚しのしみもあるのです。
皆様大切になさっている御着物ですので食べ汚しや飲み物のしみがあればもちろんクリーニングには出されると思います。
ですがおしぼりなどで拭き取ったあと、見た目が綺麗になるとしみにはならないと思いそのまま保管される方や、クリーニングには出したもののドライクリーニングしかされておらず時間経過でしみが黄変となり目立ってくるようになります。
食べ物のしみはふき取って見た目には見えなくなっても実際にはタンパク質やでんぷん質、脂肪分やタンニンなど成分的に生地に残留したままにすると空気中の酸素と反応してしみになってしまうのです。
汗ももちろんですが、ドライクリーニングだけされて皮脂汚れだけを除去されたり、お手入れせずに放置すると時間経過で黄変します。
着用後すぐにお手入れすると費用も安く済みますが、しみが黄変してしまうとしみ抜きにも費用が掛かってしまいます。

もしも着物が汚れたら、専門店で早急に見てもらう事が良いでしょう。

当店では特急での仕上がりや、ある程度のしみは丸洗いの料金内で対応する事もできるので、お困りの品物があれば是非お相談ください。

 

電話 078-361-0932

メール info@shiminuki110.co.jp

 

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