今回のビフォアフターは帯地の黄変の漂白です。
帯は着用時直接肌には触れませんが、胴回りに手で触った際の汚れや食べこぼしたシミなどが多いです。
今回のシミは食べこぼしのシミです。
食べこぼした際は濡らしたタオルなどでふき取って、取れたように見えても食べ物の成分が残っていると、後で黄変のシミになります。
食べこぼしのシミは、高確率でタンパク質のシミが原因となっています。
タンパク質は時間がたつと硬化する性質があるので、そのまま漂白しても取り除く事はできません。
なので、まずタンパク質を取り除く作業をして、そのあと漂白をする必要があります。
帯に限らず食べこぼしのシミが家庭の洗濯で取れない原因はタンパク質の性質にあるのです。
皆様もぜひ食べ物のシミはなるべく早く洗濯またはクリーニングすることをお勧めします。