今年は私の息子が成人式を迎えます。
その成人式のほんの数日前の出来事です。
関東ではコロナの緊急事態宣言が発出され、兵庫県神戸市も成人式が中止になったと朝からママ友や着付けの関係、仕事関係から連絡が殺到しました・・・・
「え?」という正直な思いと「仕方がないよな?」という気持ち。
人生に一度しかない成人式が中止だなんて、子供たちが不憫すぎるという思いで戸惑いました。
夕方になり「お母さん成人式が延期になったよ・・・」と息子から連絡が(若い子の情報の速さにびっくり!!)
振り袖のレンタル業者さん関係は色々なお店があるのでわかりませんが、成人式が中止になってもキャンセル出来ないとか色々皆様、事情が違うみたいですね。
当店も、成人式に間に合わせる特急の仕事がこの時期あるのですが、お母さま達が成人式をお迎えになるお子様の準備に奔走しておられるお話を聞いているので、本当に複雑な思いです。
まぁ延期になったということで、子供の成人式に向き合う時間が増えたとポジティブに考え、この機会に成人式について調べてみました。
すると・・・知らなかったことがいっぱいありました。
冠婚葬祭の意味
冠(かん)は成人式を指す。かつては15歳の元服に由来し、冠(かんむり)を頂くの意味
婚(こん)は結婚式のこと
葬(そう)は葬式のこと
祭(さい)は先祖の霊をまつる事全般を指す。法事やお盆などの集まり
成人式の始まり(現在の形)
成人式は、第二次世界大戦後の1946年に埼玉県で行われた「青年祭」がルーツになっていると言われます。
このお祭りは、戦争に負け誰もが心に深い傷を負う中で、未来を担う若者たちに希望を持ってもらうために、当時の埼玉県蕨(わらび)町の青年団長により企画され行われたものでした。
これが、のちに全国に広まり今日の成人式となりました。
振袖にもいろんな意味が・・・・・
長い袖を振る仕草は厄払いや清めの儀式に通じるため、結婚式や成人式に振袖を着ることは「人生の門出において身を清める」という意味合いもあります。
求愛の意味もあるようです。なので未婚女性の正装で、既婚者は求愛の必要がないので袖を短くするとか(笑)
成人式で振袖を着るのは、単に華やかで美しいからだけでなく、深い意味があったのです。格式の高い「冠」の儀式だから、第一礼装で。
人生の大切な節目だから、よいご縁や厄よけを願って。そして、一生に一度の晴れ舞台がよい思い出になるようにという親心も。
こうして調べてみると、私自身も今まで成人式は着物の正装だから振袖や紋付袴を着るんだぐらいな認識しかなく、意味を知るとまた違う思いで楽しむことも出来ました。
今ネット検索という素晴らしく便利な時代なので、ぜひ皆さんも成人式について検索をしてみてください。
タンスの中に大切に保管しているお振袖や紋付袴など、ぜひこの機会に一度点検をしてみてください。
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