先日、孫のお宮参りに行ってきました。
コロナの影響もあり、少し時期はずれなのですが、すでに七五三参りも行われていました。
孫に着せた一つ身の初着は、実は私の主人が産まれた時のもので、なんと50年以上が経過しているものです。
商売柄、きれいにお手入れして大事に保管していたので、シミ一つなく着せることができました。
着物はお手入れと保管さえきちんとしていれば、50年でも100年でもお召しになることができる、非常に素晴らしい衣類だと思います。
お宮参りの際に着用する初着には、前の襟に紐が付いています。
この紐は、祖母が赤ちゃんを抱っこしたときに前から羽織り、後ろで紐を結ぶのが一般的ですが、この紐を一度袖の中に通してから、赤ちゃんに羽織らせるのをご存じでしたか?
そうする事で、初着の袖の先まできれいに赤ちゃんに羽織らせることができます。
初着は保管している年数がどうしても永くなるので、カビやシミが発生しやすくなります。
御使用の予定がある場合は、早めにタンスから出して点検してみてください。
もし、シミが見つかった場合はどうぞ当店にお持ちください。