突然ですが皆さん、着物のたたみ方(本だたみ)って分かりますか?
普段着物をお召になる方ならわかる人がほとんどだと思いますが、当店に御来店いただくお客様の中には、着物のたたみ方が分からないという方が割と多くいらっしゃいます。
なので今回は、最も一般的な着物のたたみ方「本だたみ」を分かりやすく図で解説します。
襦袢やコートなどの一部を除いては、このたたみ方が適しています。
たたみ方が分からない人は是非活用してください!
1. まずは、着物を綺麗な床に衿を左にして広げましょう。
2. 手前側の脇の縫い目に沿って内側に折りたたみます。
3. 衽(おくみ)の縫い目に沿って手前に折り返します。
4. 衿の中心を真ん中にして、内側に折り込みます。
5. 向かって奥側の衽と、先ほど手前に折り返した衽を重ね合わせます。
6. 奥側の脇の縫い目を手前に折り返して、手前の脇の縫い目にあわせて重ね合わせます。
7. そうすると、袖が2枚とも手前に来るので、袖を折り返します。
※図で両袖とも上に折り返していますが、右袖(下側)は下に折り返しても構いません。
8. 最後に、裾をまとめて持って、衿先の位置から衿に向かって折り返します。
この時、裾の内側のたたんである部分が崩れないようにしましょう。
以上です。
もしも「たとう紙」に入らなければ最後の折り返す位置を調節してください。
これで本だたみの完成です!
今回は「本だたみ」を図解しましたが如何でしたか?
他にも、襦袢たたみ・夜着たたみ・袖たたみ…など、たくさんたたみ方はあります。
今後も定期的に着物のたたみ方をご紹介したいと思います。
お着物の事で分からない事やお聞きになりたい事がございましたら、当店までお気軽にお問合せください。